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kintone大好きなサイボウズ社員が、開発ナシの活用情報を紹介するブログ

ブログタイトル

<現場に使われるアプリ作りのコツ>よく見て、よく聴いて、何度もアプリを変えてみよう!

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皆さんこんにちは、kintone大好き松井です

今回のテーマは「使われるアプリ作り」。
せっかく作ったアプリを現場が使ってくれない。これは導入担当者の永遠のテーマです。

ご紹介するのはユーザーさんに教わったアプリ作りのコツ。現場をよーく「観察」すると、意外な情報が見えてくるかも!?

アプリを使ってくれない(涙)

職場にkintoneを導入した佐藤さん。無事にアプリは完成し、運用も始まりました。

業務が改善してニッコリ...と思いきや、どこか浮かない顔です。どうしたのでしょうか。

佐藤さん、どうしたんですか。浮かない顔ですね。。

それが、自信作のアプリはできたんですが、現場が使ってくれないんです(涙)
どうしたら良いんでしょうか。。

うーん、担当者が必ず通るお悩みですよね。
理由は様々ですが、現場が使いにくいアプリになってませんか?

使いにくい...うーん、そうなんでしょうか。

現場を観察すると分かるかもしれません。

え、観察?

はい、あるユーザーさんに教わった「現場に使われるアプリ作りのコツ」なんです!
2つのコツをご紹介しますね。

コツ1:現場をよく見る

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こんなの捕まるって。

いや、もっとさり気なーくですよ笑

でも何を見たらいいんですか?

無駄な動きをさせていないか見るんです。
例えば、なんどもスクロールしてるとか。

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スクロール早ッ!

絵は極端ですね笑
ただ、何度もスクロールするのは、フィールド配置が悪いのかもしれません。

確かに何度も上下行ったり来たりしてるかも。。

よく使う項目は、触りやすい所に配置すると良いですね。

コツ2:現場をよく聴く

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見るだけじゃなく、聴くも大事ですね。

どういう音を聴けばいいんですか?

例えばコールセンター業務なら、電話応対の会話ですね。

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すぐ回答ができないのは、必要な情報が探しにくいのかも。

なるほど、よく使う項目の位置を変えるんですね。

そうですね。
「関連レコード一覧」を使うのもオススメです。別アプリの関連する項目を表示できますね

おお、他のアプリを見に行く手間が省けますね!

観察と改善を繰り返そう

アンケートも有りですが、実際に現場を見ないと分からないこともあります。
例えば、スクロールするのはモニターが小さいのが原因かもしれません。

聞いても意見が出てこない事もありますもんね。

このノウハウを教えてくれた方は、観察しながら何十回もアプリを変更していました。

そんなに!ウチのアプリはまだ数回かも。。

すごいですよね。実際に工数も改善されています。
コールセンターの問合せ管理アプリで、平均対応時間が28分から10分に短縮したそうです。

そんなに!戻ったら早速観察して、アプリを変えてみます。

ぜひ色々と試行錯誤してみてください。
kintoneの強みは簡単に変えられることですから。

ダメなら戻せば良いですもんね。

はい、項目を消してもkintoneは壊れませんので笑