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「インポート」じゃなくて「コピペ」で登録 〜kintoneのデータ入力を楽にするkrewSheet活用〜

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皆さんこんにちは、kintone大好き松井です。

kintoneにデータを一括入力したい。そんな時はCSVインポート機能ですよね。

ただクリック数が多いので、ルーチン作業にはちょっとツライ。また、データもkintone形式に整えないと読み込んでくれません。

その作業、Excelのようにコピペができれば便利ではないでしょうか。それを実現してくれるのが、kintoneプラグインの「krewSheet」です。

私がお世話になっているコピペ活用を紹介していきます。

分析データを一括入力

今回の活用は、私の業務ではキンスキの閲覧分析で利用しています。

ブログはGoogle Analyticsで集計していますが、独自の集計をするためにkintoneへインポートしているのです。

でも、書き出したデータは直でインポートができません。なぜかGoogleさんが邪魔な行を入れてくるのです。。


Google Analyticsから書き出したデータ


Excelからコピペ入力

そこで登場するのがkrewSheet。Excelからのコピペに対応していて、これが超便利なんです。

必要範囲だけをコピー&ペーストすれば、一括入力が完了です。


更にGoogle スプレッドシートからもコピペできました!

Google Analyticsはスプレッドシートにもボタンで書き出しができます。これでExcelの起動を待つ必要はありませんね。

メーカー保証外だと思いますが、地味に便利な活用です。


CSVに書き出せないデータも!?

さらにさらに、CSV書出しができないWebサービスの分析でも活躍しています。

キンスキではラジオ配信に「Anchor」を利用しています。podcastを配信する海外のクラウドサービスです。

簡単に配信ができる一方、集計は苦労をしています。なぜなら集計画面にCSV書出し機能がないのです。


こんなサービスたまにありますよね。1つ1つコピペだけは絶対にやりたくありません。。

「もしやExcelにコピペすれば...!?」と思ったのですが、結果は縦一列に並んでしまいました。

うーん、これじゃkintoneに読み込めない。。


あれ、でもExcelにデータが並んだということは。。。

Excel関数があるじゃない!

そう、Excelに並ぶならExcel関数が使えます。

色々な関数を駆使すれば、データの整頓もできるはず!そして、Excelでできるなら、krewSheetでもできるはず!!

そしてできました!


左端の列にコピペをすると、必要な2項目が関数で隣に並ぶようにできました。これは便利!

関数で計算した結果はkintoneに保存ができるので、他の業務に使いまわすことができます^^

参考までに関数の紹介

ご参考までに使った関数を紹介します。

「_Array」はkrewSheet独自の概念です。セルの考えが無いので、代わりに列をまるごと範囲指定するのがポイント


やはりExcel関数が使えるのは強いです。ある意味プログラミング言語として、処理を作ることができます。

それでいて、設定を変えられるのは管理者だけなので、システムとしても成立しているのが素晴らしいです。

次は分析と公開!

活用はこれで終わりではありません。整ったデータを元に、他のデータと複合分析をしたり、外部への公開もしています。

krewDataやkViewerを活用していますが、それはまた別の記事で紹介できればと思います^^

集計データは↓で公開しているので、興味がある方はご覧ください!