皆さんこんにちは、kintone大好き松井です。
LINEの普及で今やチャットは当たり前の存在です。ビジネスシーンでも広がりを見せており、注目度の高い分野だと思います。
実際にkintoneとチャットbotの連携は、お客様からの問合せも少なくありません。では、連携することで何ができるのでしょうか。
今回は国産チャットメーカーL is B社にご協力いただき、実際にbot連携を体験してみました!
国産チャットツール「direct」
今回は神田にある株式会社L is B 本社へ伺いました。L is B社は日本のビジネス文化に特化するチャット「direct」のメーカーです。
directは企業活用で役立つ豊富な機能が特徴。アンケートや位置情報など、イラストだけじゃないスタンプが便利です。
権限管理・添付ファイル制限など管理機能も充実しています。国内大手の利用が多いのは、この辺りが好評なのだと思います。
botに強いdirect
directの特徴は基本機能だけではありません。bot連携には他社に先駆けて取り組んできました。
その差は足回りを見ると分かります。bot連携のポータルページ「daab」を立ち上げ、botレンタルやパートナー制度などの土壌が整っています。
JR西日本の「お忘れ物チャットサービス」にL is B社が本採用されたのは、そのノウハウが評価されたのではないでしょうか。
kintoneとチャットbotの連携とは?
kintone連携において、botはkintoneを代わりに操作してくれる存在です。皆さんから依頼されると、kintoneの情報を探し出したり、登録をしてくれたりします。
前提として、botプログラムを開発する必要があります。開発したbotをサーバーに配置し、kintone・directとそれぞれ通信して処理を行います。
botが何をするかはお客様次第。課題や要望をお聞きしながら、SIベンダーにて開発をします。
案件管理botを体験!
今回はL is B社のご協力をいただき、bot環境をお借りすることができました。
使うのは案件管理を操作するbotです。kintoneの案件管理アプリと連携し、チャットでデータを確認したり、活動履歴を登録することができます。
iPadから実際に操作した流れを紹介していきます!
0.案件管理アプリ
今回はテンプレートの案件管理アプリと連携します。
1.認証設定
まずは認証設定。アプリ情報を入力すると、botから認証完了の反応が返ってきます。
アプリ情報にはサブドメイン、アプリID、APIトークン、ID・PASSを入れます。
初回だけの設定です。以降は認証無しで使えます。
2.できることは2つ
サンプルでは「案件情報の確認」か「活動履歴の登録」ができます。まずは案件情報を確認していきましょう。
3.会社名で案件検索
案件は「自分が担当」か「キーワード検索」ができます。今回は会社名で案件を検索します。
"田中"でヒットした2件が表示されました。
4.案件情報の確認
「田中精密機械工業」を選ぶと、案件情報がズラーっと出てきました。
5.活動履歴の登録
このまま活動履歴も登録していきます。
指示をすると、選択肢が出てきました。kintoneのドロップダウンの項目を選んでいきます。
6.活動内容の記入
次は活動内容を記入。ざっくりと書いていきます。
7.写真添付もできる
すごい、写真貼付もできちゃいます。こりゃ報告が楽ですね。
8.登録完了!
kintoneの画面を見ると、しっかり登録されていました。
bot連携する意味
実際にbotを使って感じるのは、圧倒的にシンプルな操作性です。フィールドは表示されず、botから聞かれたことに答えるだけ。これなら、システムに不慣れな方も操作できます。
日報、案件管理など、導入したものの皆が登録しないことが課題になります。要因の1つはリテラシーの差です。出先からkintoneのアプリを使うことも難しい方がいます。
そんな方々にはbotが合うと思います。向こうから聞いてくれる感覚は、難しいことを考えずに済む安心に繋がります。
まとめ
いかがだったでしょうか。bot連携のイメージが今までよりもハッキリしたなら幸いです。
L is B社はdirectを使ったbot開発の相談を受け付けています。検討されたい方は、L is B社のサイトからお問合せ下さい^^
チャット連携はコチラも!
より大枠の話は別記事にもまとめております。ぜひ併せてご覧ください。ChatWork、LINE、slackも含めた概要紹介です。