今回はkintoneユーザー様にお聞きした活用方法!コンビニ加盟店での実績報告の活用をご紹介します。
紙・FAXの運用がkintoneでどのように変わったのか。実際の画面を交えてご紹介していきます!
紙からkintoneへの転換
お話を伺ったのは、コンビニを運営するフランチャイジー(加盟店)オーナー様。都内に複数店舗を運営しています。
kintoneの導入は店舗の実績報告が目的でした。日次で各店舗から売上報告を集めており、それをアプリ化したのです。
元々は紙ベース。FAXで会社に報告していましたが、様々な苦労があったとのこと。
- 文字が読めず、確認作業が発生
- 回覧に手間がかかる
- FAXの集中時間帯には送れず、再送の手間が発生
- 保管に場所を取り、見返すのも大変
- 集計の手間が大きく、Excel転記に時間がかかる
眺めてみると、コンビニに限らない紙・FAX業務の課題と言えるでしょう。これらの課題がkintone化によって解決しており、業務が効率化できたとのことでした。
実際の実績報告アプリ
今回は許可をいただいて、実際のアプリ画面を公開致します。
省略した項目もありますが、大枠はこの構成。各店の店長が1日に回入力をします。
コンビニ特有の考え方に、実績を「時間帯別」と「精算明細」の2種類で測ることがあります。時間帯別はPOSシステムから出力する0時〜24時の実績。精算明細は手動でレジ締めをしたタイミングの実績です。
レジ締めは混み具合によってタイミングが異なるため、POSとは異なる金額になります。そのため、集計の基準になるのは「時間帯別」の方ですね。
累計&前年同曜日比を出したい
取材中、話に挙がったのが「集計」の課題。月内累計・前年同曜日の対比が欲しいのですが、kintoneの集計機能では足りません。
インタビュー当時、盛り上がったのがkrewSheetの活用です。関数を使えば当月の累計実績は簡単に出すことができました。

前年同曜日も関数で表現できました。コンビニは同じ日では意味がなく、曜日の比較が大事とのこと。確かに平日と土日だと売上は大きく変わりますね。
ただ、当時はまだ「krewData」と「krewDashboard」がありませんでした。今ならこの2つを使えば、より効率的な運用ができるかもしれません。この辺りは改めて試してみたいものです^^
紙のシステム化ならkintone!
今回のように、紙・FAXからの移行はkintoneでも非常に多い活用です。紙は業務を非効率にしても、効率化することは中々ありません。ぜひシステム化をご検討ください!^^
以前、複写紙の効率化事例も紹介しています。ぜひこちらもご覧くださいませm( )m