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私が実務で使う「請求管理システム」を公開!開発の流れからご紹介しますよ!

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キンスキ活動を始めて早4ヶ月、有り難いことにお仕事でお金を頂けることになりました! これはつまるところ、”請求書の発行業務”が発生します。 色々と漏れの無いように管理が必要になりそうです...!

ということで、今回は自分が実際に使う「請求書管理システム」を作ります。 実際のアプリ開発の流れを紹介していきますね!

請求管理に必要な機能とは?

実はわたくし、請求をするのは人生初の経験です。。

サイボウズでは営業をしていますが、請求業務には直接関わりません。なんとなーく感覚は分かるものの、イチからの経験です。

ひとまず、請求管理に必要な機能を考えてみました。

  1. 請求内容のデータベース
  2. 請求書発行
  3. 請求書の送付管理
  4. 入金管理


大体こんなところでしょうか。。?法人だともっと必要な気がしますが、個人事業主の私はこれで良いかな。。?

如何せん初めてなので分かりませんw kintoneの良さを活かして、使いながら機能を付け足していきます^^ この要件を満たすアプリを作ってみましょう。

0.動画を元に紹介をします!

開発の流れはコチラの動画を元に紹介します。更に気になる方は、こちらもご覧ください。


kintoneで請求管理システムを作ってみた【前編:フォーム開発編!】

1.初めからアプリ作成


サンプルアプリもありますが、今回は初めからアプリを作成していきます。

2.こんな請求書の管理システムを作ります


こんなExcel帳票をkintone化していきます。どこにでもありそうな帳票です。

3.帳票と同じ項目を並べる


アプリ作成の基本は、今ある帳票と同じ項目を並べていく作業です。どのフィールドの種類が便利かを、想像しながらならべていきます。

4.フィールドコードのすすめ


皆さんはフィールドコード変えてますか?私はフィールド名と同じにする派です。なぜなら、プラグインの設定が楽になるから。

項目名と違い、フィールドコードは1アプリで同じものを使えません。そのため、計算やカスタマイズでは、フィールドコードを使って指定します。

変更をしないと初期値のままです。初期値はフィールドの種類名。なのでプラグインの設定でどのフィールドか分からない事案が発生します(^_^;)

5.フィールドコードの注意


フィールドコードには使えない文字もあります。「見積No.」が「見積No_」になってますね。

エラーが出たり自動変換されますのでご注意ください。使える文字はヘルプをチェック!

フィールドコードとは - kintone ヘルプ

6.テーブル


1つのレコードに、数が決まっていない情報をぶら下げたいことがあります。請求以外にも、対応履歴や工程管理などです。

そんな時はテーブル機能。1レコードの中に、入力行を追加することができます。

7.私のミス


ここで1つのミスをしています。テーブルの小計業に使う「単価」の項目を置き忘れました笑

エラーが出るので、後で気づきます。

8.消費税対応のススメ


消費税は「税率」の項目を作るようにしましょう。数値フィールドを置き、初期値で税率を入れるようにします。


これは計算式に直接税率を書くと、増税した時に過去データも変わってしまうためです。


kintoneパートナー ジョイゾーさんのブログで丁寧に紹介されています。ぜひこちらもご覧ください。

https://www.joyzo.co.jp/blog/210

8.送付管理

請求書の送付管理はチェックボックスを配置しましょう。気になる方はリマインド通知などを足しても良いですね。

9.完了!…と思いきやエラー??


これで設定完了!…と思いきやエラーが出ています。フィールドの設定を開いて確認しましょう。


原因はフィールドの置き忘れでした。単価のフィールドを置いて、無事に完了しました。

後半に続く

これでアプリは作成が終わりました。次は見積書の印刷機能を追加します。

印刷は標準機能ではなく、プラグインを使います。「Repotone U Pro」を使った帳票連携は後半でご紹介していきます〜!

ご期待ください。