こんにちは、kintone大好き松井です^^
LINEが当たり前の今、ビジネスシーンでのチャット活用が広がっています。kintoneとの連携ニーズも増えており、徐々にチャットソフトとの連携が広がっています。
今回は連携でできること、連携するサービスをご紹介します!
何ができるの?
チャット連携でできるようになることは大きく3つです。
- kintoneの通知をチャットで受け取る
- kintoneのデータをチャットで確認
- チャットからkintoneを操作
今までkintoneを開いていた操作が、チャットの画面からできる、これって便利ですよね。チャットは触る時間の長いツールなので、集約できた方が楽です。
ITに不慣れな方も、チャットなら大丈夫だったりします。kintoneを使ってくれないあの人も、チャットなら触ってくれるかも?
どうやって連携するの?
現状はkintoneとチャットの連携開発が必要となります。通知連携のJavaScriptや、操作するための「チャットBot」を開発します。
通知連携のJavaScript
kintoneにJavaScriptを埋め込み、操作したタイミングでチャットのAPIに通知を投げ込みます*1。また、サービスによっては「Zapier」を使った開発ナシの連携も可能です。
チャットBotの開発
チャットからkintoneを操作する場合、命令を理解して操作する存在が必要になります。それが「チャットBot」です。
チャットBotの正体は開発したプログラムです。命令に対して決まった動作をすることができます。そのプログラムをどこかに設置しておき、チャットから命令を投げて連携します。
そのため、ご自身で開発できない方はSIerへチャットBotの開発を依頼すると良いでしょう。
連携するチャットサービス
kintoneと連携するチャットサービスとして、4つのサービスをご紹介します。
chatwork
国産のビジネスチャット代表格。直感的な操作感とタスク管理の融合が特徴で、無料から始められるのが嬉しいところ。2018年3月にサイボウズ社との協業を発表しており、両製品の連携が案内されています。
連携には少なからずの開発が伴います。kintoneパートナーのネオラボ社は既に両者をつなぐサービス『zen-chatwork』をリリースしています。連携に関する支援はネオラボ社にご相談いただくと良いでしょう。
direct
L is B社が提供する国産チャットソフトです。日本の商文化に合わせた多くの機能は評価が高く、JR西日本のお忘れ物サービスはL is B社が提供しています。
サイボウズ社との協業でチャットBotのサンプル提供もしており、個人的には一番ハッキリした連携イメージの情報を提供されています。こちらは日報業務でkintoneとチャットBotを連携した紹介動画です。
directとの連携開発は、kintoneパートナーのジョイゾー社が行っています。ジョイゾー社は自社でもdirectを活用しており、その深いノウハウからご要望に合った提案をしてくれると思います。過去にはイベントも開催されているようです。
★directの体験レポートを公開しました!(2018/8/27追記)
LINE WORKS
言わずと知れたLINEのビジネス版。スケジュール・メールなどのグループウェア機能も提供されています。
技術的には連携が可能で、先の「Japan IT Week 2018春」では、ジョイゾー社が開発中の連携を展示していました。LINE WORKSとの連携もジョイゾー社にご相談いただくと良いでしょう。
IT Weekでの展示パネル
Slack
APIを利用することで連携開発が可能です。サイボウズの開発者コミュニティでは、いくつかの技術情報が掲載されていました。
いかがだったでしょうか。
kintoneとチャットの連携は盛り上がりを見せ始めています。ぜひご検討ください。
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*1:APIの有無はサービスによって異なります